鳥取県は10日までに、 ズワイガニ の2017年漁期の水揚げ結果について、水揚げ量は824トン(前漁期936トン)、水揚げ金額は22億3019万円(同21億6208万円)だったと公表した。主漁期にしけが多かった親ガニ(ズワイガニの雌)と若松葉ガニ(脱皮後間もない ズワイガニ の雄)が落ち込んだ。松葉ガニの高級ブランド「五輝星(いつきぼし)」の水揚げは45匹で昨年の130匹を大きく下回った。

 

前漁期より1隻少ない23隻が操業。資源保護のため、新たに島根県の隠岐西方海域に保護区を設けて操業自粛した。

種類別水揚げ量は、松葉ガニが243トン(前 漁期230トン)と好調だったが、親ガニは475トン(同568トン)、若松葉ガニは105トン(同137トン)と低迷した。

 

水揚げ金額は、松葉ガニが11億5909万円(同10億8134万円)、親ガニが9億8298万円(同9億5195万円)、若松葉ガニは8811万円(同1億2878万円)だった。全種類を通しての1キロ当たり単価は2706円で前漁期を398円上回った。

 

甲幅幅13.5センチ以上、重さ1.2キロ以上などの基準を満たす松葉ガニ「五輝星」は値幅が1万~8万円(同1万5千~5万円)で取引され、市場の引き合いは高かった。半面、見た目の美しさなどの基準を厳格適用したため、該当数が少なかった。(真田透)

 

引用 日本海新聞 2018年4月11日

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